真庭の人材

堀製材所

香り、色、ツヤ。
天然乾燥だからできる、
最高のヒノキ材。

節の少ない、
美しい天然乾燥ヒノキ。

真庭で製材されるあらゆる木材が並ぶ勝山木材市場に、ひときわ節の少ない白くて美しいヒノキが並んでいる。天然乾燥にこだわる堀製材所のヒノキ材だ。天然乾燥ならではの香り、色、ツヤなど、木の一つひとつに、ヒノキが持つ本質的な魅力が詰まっている。堀製材所では、原木から丸太を仕入れ、形や色みが異なる木を一本一本丁寧に製材。全国各地の良質なヒノキを求める人々からその品質の高さが評価されている。

わずかな樹皮の盛り上がりや、樹皮の割れなどもチェックし、死に節や風害による木の割れを予測するなど、経験に裏打ちされた目で質のいい原木を仕入れており、製材の際にも、細かな木目の流れにも注意を払い、最大限美しく見えるように仕立てている。

堀製材所では、地域の原木市場で仕入れた木材を荒挽きして長期保管。多種多様なサイズの原板を常にストックし、注文に応じて必要な時に再度挽き直して製品として出荷している。「しっかりじっくりと長期間乾燥させることで、木特有の曲がりなどの狂いが減り、良質なヒノキに仕上げることができる」と代表取締役の堀敬司さんは話す。

技術は伝えられるもの。
失敗はつきもの。

“天然乾燥ヒノキ”といえば、真庭に関わる人なら誰もが知る存在であるのが堀製材所の堀敬司さん。1973年に先代に付いて製材業に入り、職人として、経営者として、ヒノキ、真庭の木、日本の木の移り変わりを47年に渡って見続けてきた。その経験と技術を伺おうとするものの、自慢のできるようなことはないと謙遜する。「こういう原木だったらこういう木が取れると思って木を買っても、木にはいろいろな癖がある。中まではわからないから、なかなか思い通りにはいかない。何十年続けても自分の目が確かということはない。木は、ぜんぶ違う。相撲と一緒で、15戦全勝はできなくとも、8勝7敗なら勝ち越し。それでいい」と話す。人生観まで垣間見える言葉と姿から、ここ真庭では、木を見る目、木を扱う技術が世代から世代へと受けがれている。

堀製材所

取り扱い
ヒノキ

乾燥
天然乾燥

ADRESS.
真庭市月田7426-1

TEL.
0867-44-4348

FAX.
0867-44-5446